友人は結婚と出産を機にして、都心から千葉市へ引っ越してゆきました。
最初は一軒家の借家を借りていましたが、中古で良い物件を探して購入し住み始めたのです。
古いけれどしっかりした建物で、元のオーナーが建築課であったことからモダンなデザインをしています。
元々の家の良さを残しながら自分たちが暮らしやすいようにしたいと、リフォームプランを練っておりました。
念願叶って施工業者が見つかり、理想のリフォームが出来そうだと聞いたのが1年前になります。
なんとリビングは吹き抜けに!
周囲に高い建物がなくて陽射しにも恵まれているので、屋根を改築補強するついでにリビングを吹き抜けにしたのだと聞かされておりましたが、遊びに行って驚きました。
吹き抜けの天井には採光用の窓が新たに設置されており、リビングを照らすように太陽の光が差し込んできます。
光は広がって空間を広く見せてくれます。
窓の断熱性や壁の気密性も高めたそうなので、冬の日中は差し込んだ陽射しで部屋が温まり、暖房も要らないぐらいなのだそうです。
吹き抜けにしただけではなく、暮らしやすさもぐっと上がったリフォームプランに褒め言葉を送りました。
お土産に持って行ったケーキを食べながら、日向ぼっこをする子どもと犬に囲まれる友人のリラックスした雰囲気は、都会の謙遜の中で忙しく働いていた頃の彼女とは別人のようでした。
千葉に引っ越してきたことや結婚したこと、子供を産んだことによって生活はがらりと変わり大変な面もあるでしょうが、幸せそうでなによりです。
小さい子にも安全な工夫がいっぱいでした
吹き抜けは子供が登れないように逆向きにアールを付けられています。
簡易的な柵にもなるように、格子状の扉が付いているので安心です。
リフォームを機にバリアフリー化したそうで、凸凹や突起などがないフラットな床面です。
子供が走り回ってもいいように、壁の四隅には弾力性のある素材が使われております。
電化製品用のプラグ穴も隠せるようになっており、見た目だけではなく安全性にも配慮されています。
庭にはデッキがあり、天気のいい日には日傘を立てて紅茶を飲んで過ごすのがお気に入りというので、友人を茶化して笑い合いました。
デッキの床面も凹凸をなくした滑りにくい素材が使われていて、子供が走り回っても安全そうでした。
小さい子は予期せぬ行動を取るために、デザインだけではなく安全で暮らしやすい家を作りたいと言っていた友人の希望が叶えられたのです。
良いリフォーム業者に出会えたからだよ友人は言い、次は緑を増やしてゆくための計画を着々と進めているのだそうです。